脱臼について
脱臼とは関節を構成している骨と骨の関節面が、正常な位置関係から外れてしまい、関節の相対関係が失われた状態を言います。
脱臼には、関節面が完全に外れてしまった完全脱臼と、関節面が部分的に外れてしまった不全脱臼があります。
脱臼の症状
主な症状として、
・関節部の痛み
・腫脹や関節血腫
・関節の変形
・機能障害があります。
当院での治療
脱臼を起こし、外れてしまった骨の位置関係を整復する必要があります。
脱臼は長時間放置をしておくと、筋肉が拘縮してしまい 時に全身麻酔による整復が必要となるため、早期に整復しなくてはなりません。
また脱臼を起こした際に、関節周囲の軟部組織や筋肉、神経の損傷を伴うことがあります。
そのため整復した後、患部を固定します。
脱臼後のリハビリについて
整復し固定をするため、関節周囲の筋肉が拘縮し、関節の可動域がわるくなります。
そのため、固定を除去した際には可動域を広げるストレッチと、筋肉の強化トレーニングを行います。筋肉の強化トレーニングは、損傷した関節の周囲の筋肉を鍛えることで脱臼の再発防止につながります。
骨折と同様に、固定の除去後のリハビリがとても大切になります。
当院では、個々の症状に合わせトレーニング指導をおこなっております。