広島県福山市沼隈町草深375の1
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交通事故でのむち打ち
むち打ちは、車の事故で多発しやすい疾患です。
車同士の事故の場合、衝撃により頭を支えている頚椎が大きく前後左右に揺さぶられてしまいます。
大きく揺さぶられると、頭を支えていた筋肉や靭帯、関節包などの軟部組織を損傷してしまいます。
交通事故は突然起こるため、体は身構えた状態でいません。
そのため、頭部は正常の可動域範囲以上に前方に大きく屈曲し、その反動で後方に伸展します。
その結果、頚椎や筋肉、靭帯などの軟部組織の損傷がおきてしまいます。
むち打ち症の様々なタイプ
★頚椎捻挫型
むち打ち症の中で全体の70％程度を占めると言われています。
頚の捻挫で、頚椎を支えている筋肉や靭帯を損傷した状態です。
主な症状・・・頚や肩や背中の痛みや、動かしにくいなどの可動域制限はありますが、手や腕にしびれ等の神経症状を伴わないものを言います。
★神経根型
頚や肩、背中の痛みや可動域制限に加え、頚椎と頚椎の間から出ている神経を衝撃の際に損傷してしまったものを言います。
主な症状・・・頚や肩、背中の痛みに加えて、手や腕に強い痛みやしびれが発生します。手や腕などの知覚障害、
筋力低下、しびれなどの神経症状が現れます。
上を向いた際に、手や腕に痛みやしびれが出現した場合、神経根損傷の疑いがあります。
★バレー・リュウ型
頚や肩、背中の痛みに加え、自律神経の損傷を伴うものを言います。
主な症状・・・自律神経のバランスが崩れてしまい、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、目の疲労などが、首や肩の痛みとともに現れます 。
このように、むち打ち症には様々なタイプや症状があります。
レントゲンでは、骨のズレや骨折の症状は分かります。しかし、神経の微細な損傷や自律神経の損傷は分かりにくいものです。
良く、『「レントゲンでは異常はない」と言われたにもかかわらず、痛みや痺れがある』と、患者様からお聞きいたします。
レントゲンには異常がないにもかかわらず、痛みや痺れを伴う原因は、むち打ち症には沢山のタイプがあるからです。
むち打ちは、事故の衝撃の程度や状態により怪我の症状はまちまちです。そのため治療方法や治療期間も異なります。症状が事故直後や翌日など早期から現れることもありますが、しばらくたってから現れることも良くあります。たいしたことがないと思っていても、後にだんだん症状が現れる事があるので、注意が必要です。
当院ではお１人お１人の症状を把握し、個々に合わせた治療を行い、早期回復が出来ますよう取り組んでいます。
後遺症を残さないために、少しでも違和感や痛みがある場合には、ご相談くださいませ。
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広島県福山市沼隈町草深375の1
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