膝の痛み
膝関節は、太ももにある大腿骨と、膝から下にある𦙾骨、そして膝蓋骨の3つの骨より構成され、その周りに靭帯と半月板があります。
膝関節は、体重を支えるために加重を受けやすく可動域が広い関節にもかかわらず、大腿骨と𦙾骨の関節の接地面が少なく安定性が悪いため、靭帯や半月板にかかる負担が大きくなります。
そのため、靭帯や半月板などの軟部組織の損傷を受けやすくなります。
膝関節の靭帯には、内側側副靭帯、概則側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯があります。
損傷頻度は、内側側副靭帯と前十字靭帯に多く、外側側副靭帯や前十字靭帯が切れることは稀です。
スポーツでの衝撃や、バスケットボールやサッカー、ラグビー、スキーなど転倒した際に怪我をすることが多く、膝関節の外傷は、発生頻度の高い外傷の1つです。
怪我の症状は軽度のものから重度のものまで、発生状況によりことなりますが、加重のかかりやすい関節のため、放置をしておくと痛み、腫脹、水がたまる、歩行困難、などの症状が出ることがあります。
当院では、怪我の症状に合わせ、テーピングによる固定や症状に適したストレッチ指導を行っています。
軽度のものだから・・・と、過信していると症状は進行してきます。
早期にスポーツ復帰が出来るよう、早めの治療を行いましょう。
足関節捻挫について
足関節は、𦙾骨、腓骨、距骨の3つの骨より構成されます。
外側部には前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯があります。
内側部には三角靭帯と言って、強い靭帯があります。
捻挫には、内側に捻って捻挫を起こす内反捻挫と外側に捻って捻挫を起こす外反捻挫があります。
足関節の構造上、多くの場合は内反捻挫が多く、その中でも外側部にある前距腓靭帯の損傷頻度が高くなっています。
靭帯は細い繊維を束ねた構造なので、一部が切れた状態のものから完全断裂をしてしまった状態のものまで、症状は様々です。
〜症状〜
- 関節包や血管が破れ、内出血を起こし腫れがでます。
- 痛みのために歩行が困難になったり、正座が難しくなります。
- 完全断裂を起こした場合、患部に陥没が触診できます。
〜治療〜
応急処置として固定を行い安静にし、アイシングを行います。
また、患部を持ち上げることで腫れが出るのを防ぎます。
当院では、患者様の症状や生活環境(仕事やクラブ活動等)により治療方法やテーピングや固定具等の種類を変えています。
捻挫の治療が早期に適切に行われなかった場合や、治療を受けなかった場合には関節の不安定性や痛みが後遺症として残ることがあります。そのため、早期の受診がとても重要となりますので、お早めにご相談下さいませ。
また、当院では診断により骨折や靭帯の完全断裂が疑われる場合には提携先の病院に紹介をさせて頂くことがあります。早期に治療を行うことで、患者様が日常生活に早期復帰が出来ますようサポート致しておりますので、ご相談下さいませ。