肩こり・五十肩｜症状｜福山市沼隈町で、鍼灸・接骨をするなら中村鍼灸接骨院へ

肩こり

肩こりの要因には、沢山の原因があります。
その中で、主な原因として
・同じ姿勢で長時間いる(デスクワーク、パソコン作業)
・運動不足
・筋肉の低下
・癖により同じ方ばかりに荷重がかかる（同じ方の手でいつも鞄を持つ）
・眼精疲労
・腕の使い過ぎによるもの
などがあります。

肩には、頭を支える筋肉があります。頭の重さは、成人であればだいたい５～6㎏あります。
デスクワークやパソコン作業の際には、頭を少し前に落とし両肩を前にすぼめた状態になります。
この状態を保ったまま作業を続けると、首から肩の同じ筋肉ばかりを使う事になります。
その結果、筋肉は筋緊張を起こし血行が悪くなります。
血行が悪くなると、その部位に疲労物質が蓄積され、疲労物質が溜まり刺激されることにより痛みが出現します。

また、後頭部から首の後方にかけては、頭を支える役目以外にも、眼精疲労の際に使われるツボが沢山あります。
そのため眼精疲労時にも肩コリがひどくなる傾向があります。

また、腕の使い過ぎも肩こりの要因の一つになります。
肩から背中にかけての筋肉は何層にも重なって構成されています。
浅層にある筋肉は首を支える役目の筋肉ですが、深層の筋肉には背中から腕の方向につながる筋肉があります。
そのため、腕を酷使した際にも肩から背中にかけての筋肉にも痛みが出てきます。

そこで当院では、肩だけでなく首の状態や腕(上腕)の状態も調節し、総合的にバランスを整えるようにしています。

■鍼灸治療について
当院では、西洋医学と東洋医学を組み合わせた治療を行っています。
西洋医学は、筋肉や神経などの解剖学的なアプローチから行い、東洋医学からは気・血・水分・臓腑・経絡経穴よりアプローチを行い、ツボを選んでいます。
問診、脈診・舌診を行うことで、体全体のバランスを観察し、お１人お１人にあったツボを選び治療致します。

五十肩

40才から50才の中高年に発症しやすく、肩関節の痛みと肩関節の拘縮により運動障害を伴い可動域制限を認める肩関節の疾患です。
肩関節は、上腕骨の上腕骨頭と肩甲骨の肩甲骨関節窩で構成されています。関節の可動域は体の全関節の中で、最も良く動き、１番可動域が広いとされています。
しかし、構造上、大きく球状をした上腕骨頭に対して、受け皿となる肩甲骨関節窩が小さく安定性に乏しいという問題があります。例えて言うなら、小さなお皿の上に大きなボールが乗っている状態です。
受け皿が小さいにも関わらず、良く動くために安定性に欠けた状態です。
この状態を支えているのが、肩関節周囲についている筋肉と靭帯です。
そのため肩関節の酷使により、筋肉が損傷し、関節周囲の滑液包や靭帯に炎症が起こりやすく、疼痛や可動域制限が起こると考えられます。

主な症状として
・手が挙がらない
・髪の毛を洗う動作時に痛みが出る
・エプロンの紐を結ぶ動作時が困難
・昼間よりも夜間に痛みが増強する(夜間痛)
・背中に手が回らない

などがあります。
さらに症状が進行してしまうと、寝返りの度に目が覚めてしまい、人によっては睡眠障害を引き起こしてしまいます。
また、歯を磨いたり、ズボンの上げ下ろしが困難になるなどの、日常生活の支障をきたす方もおられます。

症状の経過
五十肩の症状は3期に分けられます。
・急性期・・・発症から約2週間の間。炎症がきつく、痛みが強く動かすのが困難です。夜間痛を伴います。
・慢性期・・・2週間～4,5か月の間。炎症はやや治まり、夜間痛は緩和しますが動かす方向によっては疼痛が増強します。
・回復期・・・4,5か月以降。徐々に動かせる範囲が広がりますが、まだ可動域制限はあります。

この3つの時期は、症状も様々です。同じ五十肩でも、時期により症状は大きく異なります。
ストレッチや運動療法も症状に応じて、難易度や方法が異なります。
肩関節が拘縮し固まらないようにするためには、運動療法によるストッレチが必要となりますが、 誤った運動療法を行った際には、逆に症状が悪化してしまう事もあります。
症状にあった生活指導や運動療法が大切になってきます。
当院では、お１人お１人の状態を把握し、症状にあった運動療法の指導を致しております。
お気軽にお尋ねください。